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歯周病|藤沢駅徒歩1分の歯科・歯科口腔外科・小児歯科 - 藤沢駅前あんどう歯科クリニック

歯周病

Periodontal Disease

Periodontal Disease歯周病

歯周病とは?

歯周病は細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。
歯茎のみが腫れている状態を歯肉炎(歯茎の炎症)といい、炎症が歯茎を越えて歯根膜や歯槽骨(歯を支えているの骨)などの歯周組織の破壊をきたしたものを歯周炎(歯周組織の炎症)と言います。
つまり歯周病は歯肉炎と歯周炎のことをいいます。

歯周病の症状

歯周病の症状

上記の症状のうち

1~3個当てはまる方
  • 歯肉炎の可能性があります。
  • 毎日のブラッシングで良くなる可能性があります。
  • クリーニングとブラッシング指導を行います。
4~6個当てはまる方
  • 歯周病が進行している可能性があります。
  • 歯石がついている可能性があります。
  • 歯石の除去を行います。
7個以上当てはまる方
  • 歯周病がかなり進行している可能性があります。
  • 歯茎の中に硬い歯石ができている可能性があります。
  • 全ての歯石を取り除くのに数回かかります。場合によっては麻酔をして取り除いたり、それでも取り除けない場合は外科治療を行うこともあります。

歯周病が悪化すると

歯を失う原因の37%は歯周病です

歯周病の怖いところは虫歯と異なりなかなか顕著な症状がないまま進行してしまうところです。また、お口の中は上顎と下顎合わせて1つの単位です。そのため歯周病は1本の歯だけが進むのではなく全体的に広がってしまう傾向にあります。また歯周病の原因はプラークや歯石だけではなく噛み合わせや全身疾患など様々なことが考えられるため一概にクリーニングのみで治るとは限りません。

  • グラフ
  • グラフ2

歯周病になるとどの歯が失いやすい?

全体的に奥歯から喪失しやすい傾向にあります。普段の臨床においてよく目にするのが奥歯がなくて前歯だけが残っている状態です。もちろん奥歯の方が磨きにくく虫歯になりやすいなどもありますが、奥歯は咬合力(噛む力)が非常に強いため歯周病の進行を加速させている可能性があります。奥歯1本を失うことは全体的に歯を失うスタートラインになることがあります。

各歯を有する人の割合

歯を有する人の割合

歯周病は若い人でも罹患している

歯周病は20代の方でも80%の方がなっているとよく言われています。これはあくまでも1本でも歯周病になっているということであり、ほとんど健全な方も含まれています。しかし先ほども記述した通り1本でも歯周病の歯があれば全ての歯のリスクが上がります。特に歯肉炎の状態であればまだ歯槽骨は破壊されていないため健全な状態に回復します。早めに定期検査等を受け自分がどこに炎症があるのか知っておくようにしましょう。

  • グラフ
  • グラフ2

歯肉炎

歯肉炎とは

歯肉炎

歯垢(プラーク)と言われるものの磨き残しや歯石によって歯茎が腫れている状態を言います。歯周炎とは異なり歯茎のみに限られているため普段のブラッシングで元の健康な状態に治る可能性があります。歯科検診などでどこに磨き残しがあるのか、どういったブラッシングを行えばいいのか理解することが大切です。

歯周炎

歯周炎(軽度~中程度)

歯肉炎

歯茎の炎症を越えて歯を支えている骨にまで炎症が進んだ状態です。歯垢はもちろんのこと歯石が歯茎の中にまでできてしまっている可能性があります。その歯石を足がかりとしてさらに細菌が付着し、その細菌が骨を溶かしさらに歯周ポケットを深くしていくなど悪化していく傾向にあります。一度歯周病で溶けた骨は歯肉炎と違い戻ることはありません。また、歯石は硬く普段のブラッシングでは取り除くことができません。歯科医院での専門的な除去が必要となります。

歯周炎(重度)

歯肉炎

歯周炎がさらに進み歯を支えている骨をどんどん溶かし歯がグラグラになってくる状態です。歯周炎の軽度~中程度の治療法では治せなくなってくることがあります。場合によっては外科的な治療を行い、歯周補綴と言われるグラグラな歯を数本~全て被せ物などにより固定する必要があります。自然脱落までしそうな場合は治療によっての改善の余地がないためこのままの状態で脱落するまで使い続けるか、抜歯を行う必要があります。
また、重度歯周病の方は複数本保存不可能な場合があります。一度に複数本抜歯するなど術後の喪失感が強く出ることがありますので今後の治療計画をしっかりと考える必要があります。

歯肉炎の特徴

  • 赤色の歯肉
  • 歯と歯の間の歯肉が丸みを帯び膨らんでる
  • ブラッシングで出血する
  • 歯周ポケットが4㎜以上である

歯周病の検査・治療方法

  • 1.診査

    歯周病は歯茎の状態と骨の状態を知る必要があります。そのためまずは全体的なレントゲン写真を取らせていただき骨の状態を確認します。

    診査
  • 2.治療方法

    検査の結果からまずはブラッシング指導やクリーニングを行います。クリーニングは全体的に歯垢を落としていき、歯石がある場合は専用の機械で除去していきます。

    治療方法
  • 3.再検査・治療

    歯周病は虫歯の治療と異なり改善するのに時間がかかります。1度クリーニングをさせていただいた後再検査を行い改善の有無を調べます。この再検査で歯周ポケットが4㎜以上となった場合は歯茎の中に歯石ができてしまっている可能性があります。歯周ポケットが深いところを中心に専用の器具で歯石を除去していきます。

    再検査・治療